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2016年 08月 19日 金曜日

国へ返す時は、現状復帰となっているので、私が「死んでいたら困るので、気をつけないと」と、ご配慮くださるような方。こんな良い方と仕事ができてと、うれしく思っているのは… 東明の自治会長、赤井和行さんのことだ。
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事務所に、「私の地区で、震災以来そのままの家があって、草がおいしげって危険なのでなんとかして欲しい」という陳情に来られた。さっそく、市の安全対策課にお願いすると、暑い中、課長や係の方が早速現場に足を運ばれると、両隣の方と赤井自治会長をまじえて状況を聞かれ、対策を打って下さる事になった。

現場
その際、現地で分かった事だが、すでに家は無く、コンテナが一つあるだけ。草の茂みで見えなかったのだ。西隣の方は、20年間ずっと掃除をされていたが、持ち主不明のままで、不安な日々を送っておられ、ついに自治会長へ訴えられたと仰る。多くの自治会長の中でも、最も親切でやる気のある方の一人で、社会奉仕に徹しておられる。

きっと、若い頃からモラロジーを学んできておられることにもよるのだろう。神戸のモラロジー会長もつとめておられるという。

そんな赤井さんと私には、二人で抱いた夢がある。それは、東明神社の東にある350坪の広場のこと。国土交通省が所有しているこの土地を、地元の子供達や高齢者のために、広場と貸し農園として活用したら、と語り合って、運動を開始したのが4年前。

いろいろと困難も伴ったが、地元の高嶋良平御影まちづくり会長や安福さん、さらに盛山代議士。そして、何より区役所が大活躍してくれた。東灘区役所の工藤まちづくり課長(当時)が、熱い心で交渉に当たってくださったのだ。

その結果、ついに、無償で地元自治会が借りうけられることになった。地元は大変盛り上がっていて、皆でまず草刈りをしたいなど、整地の奉仕活動の申し入れが続いている。だが、この暑さだ。「もし熱中症にでもなったら…なにしろ、高齢者が多いので」と赤井さん。そこで、9月の終わり頃に奉仕活動を始め、春に、子供たちの広場と農園を完成させてはどうだろうということになった。オープニングの式については、高嶋会長と相談をして…と、二人で楽しく語り合ったのだった。
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