Skip to main content.

2016年 08月 09日 火曜日

解体屋さんにだって、きっと立派な組織 ─ 業界団体があるだろうに。市区町村と話し合って、出来るだけ気持ちよく解体業務を遂行するように… 方法を考えたら、どうだろうか ─ そう思ったのは、先日、御影本町で解体上の問題が起きたからだ。

ある日、御影の本町の自治会長さんから、敷地30〜40坪・三階建てのビルの解体が、町なかで、それもいきなり行われているという連絡があった。自治会長が現場の方にアスベストの有無を聞くと、「そんなものは無い」と言うが、そんな事でいいのだろうか、という不満の質問だった。

現場写真
早速現地に行ってみると、防音シートで囲まれているのだが、それを含めて、工事会社名も連絡先も明示されていない。私が市の環境局に連絡をすると、すぐに係長が見に来てくれた。自治会長は留守だったが、係長の話しによると、解体の届けは出ていないという。むろん、隣近所への説明もない。

「早速、届けを出す」という工事会社は、京都から解体に来ている。そう言えば、京都ナンバーの車が駐車違反状態で駐められていた。これでは、やりたい放題だ。

公園も近くにあり、子供達が遊ぶ住宅地での出来事である。他府県の会社が工事をしてはいけないわけではないが、どうも、ここのところこうした、迷惑を「掛け捨てゴメン」というケースが目に付く。つい最近も、御影の主立った道路沿いで、他府県の解体業者による同様の事があった。この時は気づいたのが早くて、地域の方々が集まり、一旦中止になった。

勿論、値段の事もあるのだろうが、施主があえて、他府県の解体業者に依頼しているのではないかすらと感じている。「知らなかった」で通ってしまい、連絡をとる方法も分からず、見つかってしまってから届け出られるのでは、市民はたまったものでない。

今や、解体業界は立派な業界として社会に貢献して下さっている。他府県で仕事をするときも、お互いに、解体業界の名誉を背負っているという気持ちを持ち続けるような、紳士的な業界であって欲しいものである。