Skip to main content.

2016年 06月 03日 金曜日

皆の善意で、日韓の民間の絆が束なって結われるよう期待している、その一つで、ずっとずっと気になっていた… やり残しの仕事があった。

私が仲間の議員と揃って神戸市の医療産業都市構想を進めるにあたって、モデルとして考えたアメリカのメイヨークリニックで医師をされていた京都大学の一色信彦名誉教授を訪ね、メイヨークリニックについて学習した中で、甲状腺がんで声を失ったが、一色信彦先生の執刀で声を取り戻された世界的な韓国のオペラ歌手、ベー・チェチョル氏のことを知った。

チェチョル氏ご自身の必死の努力もあって、声帯機能回復手術をうけた彼は世界の舞台に復帰。2008年に活動を再開された。その感動の真実は、2014年に韓国で「ザ・テノール 真実の物語」と題して映画化された。当時、日韓は決して良好な空気ではなかったが、人間として心を打った。私はその時、すぐ日本で上映会をするべきだし、一色先生のお話しもうかがいたいと思った。

今となっては、日本でも2014年10月に劇場公開され、本2016年1月28日にDVDが発売されてもいる。だが、私は親韓国派。民間人の親交は重なる程いいと思っている。

そこで、在日韓国商工会議所の元会長、崔 鐘太さんにご相談申し上げたところ、ご賛同下さり、資金面でも全面支援して頂ける方向になった。

もともと崔さんは、日韓のために体を張って下さっていた方である。例えば、神戸市と仁川市の姉妹都市提携もあったし、すべての外国領事館が大阪に移転していく中、韓国の総領事館だけが唯一の神戸領事館として残れたのも同氏の陰の力であったと聞いている。

むろん、大変多忙の方。私も多忙でスケジュール調整が難しく、企画をお願いした田中 建さんに大変迷惑をおかけしたが、やっと大阪ヒルトンホテルにある崔さんの私設秘書室に関係者が集い、案はほぼ出来上がった。概略は…
日時
8月4日(木)13:00

場所
平生記念多目的ホール(甲南学園平生記念館内)
甲南大学甲友会館 大ホールに変更になりました

入場料
無料 (整理券が必要です) 満席となりました

主催
駐神戸大韓民国総領事館

後援
神戸市・(社)在日韓国商工会議所兵庫
といったところだが、後援についてはこれから増える様に努める。

ここまで来るのに、高田 隆史 甲南学園サービスセンター総務課長が親切にご協力下さった。会場探しでは、東灘区役所もほうぼう当たって下さったが、3〜400人が収容できる所は少なく、スケジュールも詰まっていた。甲南学園は神戸市と提携された事もあり、また、主旨を良くご理解下さった。皆の善意で結い上がるだろう、日韓の民間の絆。もちろんこれから大変だが、私も、微力をつくす所存である。


7月19日追記 お陰様で、予約満席となりました。
[6月15日補足] 当催事は無料ですが、整理券が必要です。詳しくは、安井事務所 電話 078-842-3020 までお問い合わせください。



ザ・テノール 真実の物語 オフィシャルサイト