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2016年 04月 29日 金曜日

今日もまた、阪神基地隊の隊員は黙々と、救援に向かう ─ 熊本大震災から… ちょうど2週間がたった今、全国の人々が多くの善意を寄せているのを見聞きする都度、日本人の素晴らしさを感じている。東灘区でも、もうすぐ始まるだんじり祭りで募金を募るらしい。子供達への、良い教育になると思っている。

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▲ 4月17日 物資輸送用大型トラック
及び
車両隊員の被災地への出発の様子
裏では、本当に懸命に援助活動をして下さっている人々が、東灘区にもおられる。その一つが、魚崎浜にある阪神基地隊の方々だ。私が感動したのは、すべての隊の行事を取り止め、救助活動に従事されていること。阪神基地隊の山崎浩一司令から、開隊記念大会を中止しますと直接お電話を頂いたのだ。「ヘェー…そんな大切な記念大会を、中止ですか」と言うと、熊本を思うと当然ですと答えられた。
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▲ 4月17日 物資輸送用大型トラック及び車両隊員の被災地への出発の様子

東日本大震災では、津波で流されたご遺体の救助に当たっていた隊員らの苦闘は1ヵ月以上にも及び、みんなクタクタに疲れていた。当時の司令から
「安井さん、隊員を出迎えてくれる市民が、誰もいない」
と聞かされて、ズー・フォニックスの園児らと、花束を持って基地隊で帰投を待った。下船した隊員の方々は、お疲れの様子であったのは無論だが、それ以上に、本当に凛々しく、誇らしく見えた。
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▲ 4月27日 災害派遣部隊司令部への派遣隊員出発の様子

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隊長が「被災した経験を持つ神戸を代表し、懸命に頑張りました」と敬礼した時には、皆が泣いていた。隊長の目にも、涙があった。私も泣いた。
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▲ 4月17日
物資輸送用大型トラック
及び
車両隊員の被災地への出発の様子
ボランティア活動が報じられるが、自衛隊は批判の対象になっても、滅多に褒められない。しかし、我々の大震災の時もそうだったが、現地の人々は感謝し、自衛隊を心から理解される。市役所に「自衛隊さん ありがとう」と垂れ幕を勝手に垂らしたのは、市民だった。私はそうした自衛隊員らの姿に、手を合わせる日々である。ありがとう!!
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▲ 4月27日 災害派遣部隊司令部への派遣隊員出発の様子

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▲ 4月16日 掃海艇なおしま緊急出港の様子