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2016年 04月 22日 金曜日

5月のハンブルグ市の訪問で、灘の酒のPRに務めようと決心したのは… 初代ハンブルグ桜の女王が神戸市をご訪問くださった、4月19日のこと。

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ハンブルグ桜の女王は、26歳のグレーヴェルト・ラウラさん。ハンブルグ大学大学院で日本文学を専攻され、卒業後は学習院女子大に一年間留学しておられた、日本語堪能の聡明な方だ。

先だった午前の、東灘区六甲アイランドにある神戸ドイツ学院訪問では、私も少しドイツ学院のお世話をしたご縁で、同学院に招待されて、出席。レーブベルツ・ゲルハルト学院長を先頭に、大歓迎だった。児童に生徒・保護者が集っての「さくらさくら」の日本語での合唱は、見事なものだった。

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ドイツ学院で懇談した時、彼女はビールより日本酒が大好きだと言うので、昼から行われる日独友好神戸市会議員連盟の昼食会では、私が乾杯の音頭を取るのだけれど、その際に女王にピッタリの菊正宗酒造の新ブランド「百黙」を用意しているからと、百黙の意味を説明して、「女王の美しさが周りに染みとおる」と言うと、大変喜んで「お昼を楽しみにしています」と目を輝かせていた。

女王は金沢県副知事を訪問の後、12時20分、我々の待つ神戸国際会館の西村屋ダイニングに歓迎の拍手の中、到着。

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安達会長の「今後、神戸市とハンブルグ市がなんらかの関係で結ばれるよう願っている」というあいさつは、「今日の乾杯は安井議員のお薦めで、いいお酒でやります」と締めくくられた。女王も、あいさつの最後に又、「今日のお酒を楽しみにしています」とスピーチ。会場がまさに百黙一色になって、期待が高まった。私は、350年の歴史と130年ぶりの新ブランドの話を添えて、乾杯。皆さんから、口にされた途端に「おいしい!」「うまい!」と声が上がるのを聞いて、胸をなでおろした。

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▲ 桜の女王もお気に入り
酒通の何人かの議員が、「まったくの甘口。フルーティで香りがいい」と、先の足立ボランティアと同じ感想を口にされた。桜の女王本人も「おいしいので、もう少し下さい」と仰る。実は、日本酒度は+0.5で、理屈で厳密に言えばそれだけならほぼ中間、ちょっと辛口側と分類されるのだが、多くの辛口清酒の日本酒度が高い昨今、酸度の1.2、アミノ酸度の1.1と相まった「淡麗で甘い」(sweet-light)区分という位置づけから、さっぱりと甘い印象を持たれるのだろう。隣の議員が、5月のハンブルグ市の訪問に持って行けば、と勧めてくれたので、そうすることにした。

実は、それぞれの議員が勧める日本酒があって「これを」と思い切るのは難しいのだが、下戸は下戸なりに、皆さんの感想を胸に自信をもって売り込んでみたいと思っている。
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