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2016年 04月 15日 金曜日

私は、御影を、ご家族の方々が「御影に行くのなら安心だ」と思える地域にしたいと思っている。それには… 御影の地域の人々が、そのような町にしようと常に意識するのが大切だと、常々考えている。

つい先日、4月10日の夜9時30分頃、阪神御影駅南のビデオショップゲオに行く交差点で救急車のサイレンが消え、駅南で停車した。もしやまさか、私の知人ではないだろうなと心配して見守っていると、3人の隊員が駅構内のエレベーターの前にストレッチャーを携えて降り、小走りで階段を駆け上がると、駅の事務室に飛び込んで行った。
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まもなく、車椅子に乗せられた60才位の太った男性が下を向いたまま運ばれると、エレベーターで降りてからストレッチャーに移され、救急車に収容された。私は内心、永年頑張ってようやく設置できたあのエレベーターが救急にも使われて良かったと、喜んでいた。

もしエレベーターが無かったら、隊員4人がかりでストレッチャーに乗せたまま階段を降りる羽目になり、救急活動にかかる労力も時間も違ってくる。エレベーターが役に立っていると思うと、本当に嬉しかったのだ。

恐らく、血圧を測ったり、名前、住所等を調べたりしていたのだろうか、救急車に収容されてからの中の様子は見えなかったが、15分ほど停まっていた。阪神電車の社員が、それを見守っている。

駅員に聞くと、多分アルコールが入っていたのか、汗をかき苦しそうに、プラットホームで倒れていたそうだ。救急隊員が電話で、倒れた方の親戚か友人だかに電話して、救急車に同乗してくれるよう依頼していた、その間、約25分~30分。駅員は、つきっきりで見守っていた。

良い事例を、目撃したと思う。救急隊員も駅員も、本当に御苦労様。救急隊も立派だし、お客様を大切にしている阪神電鉄も立派だ。日本人は幸せだし、日本は本当にいい国だ。そして、バリアフリーはこのような意味でも、本当に大切なのだと思ったのである。