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2016年 03月 11日 金曜日

役人は決して素直ではなく、自分たちが決めたことについて議会が良い提案をしても、排除する理屈を考える。だが… 今回は違った。まさに良識の成せるところだったのである。それは、本11日にうけた、うれしい報告のこと。

以前、模擬国連大会の開催にあたり、神戸市会議場を使ってはどうかと、神戸市会の外郭団体に関する特別委員会で、自民党から要望したのは、このブログでも報告したので、ご記憶の方もあると思う。それが今回、その要望に応えて、実現の運びとなったのだ。

日本で初めての「模擬国連世界大会」(NMUN)は、神戸市外国語大学創立70周年を記念した誘致で成功し、今年秋、11月に神戸で開催される。国内外から参加した優秀な若者が「各国大使」の役割を担い、4日間にわたって現実の国際問題について英語で討議を行い、決議案の採択を目指すもの。全体で約350名の参加が見込まれる、クオリティーの高いものである。

私がうれしいのは、議会の意見を取り入れて下さったことである。大変なご苦労をなさったことと思う。

誘致には、上田前国際部長が世界を相手に頑張られた。今回、本会議場を決定するにあたっては、船山仲也学長自ら、議場を御覧下さり、高須事務局長と、受けいれる立場から神戸市会事務局の梅村局長が頑張って下さった。いろいろな困難があったと思う。

私が梅村局長を好きなのは、議長時代、「安井議長は頑張り屋さんだから、私たちも頑張ります」と言って、神戸市議会基本条例をつくりあげて下さった、あの時から。男心を感じる人なのだ。

まさに良識が成せた業で、役人たりようも今回は違った ─ それが、うれしい。「自民党の言った通りになった」などという小さく安っぽいことでなく、議会の場が活かされるからだ。私は、神戸市外語大学を応援していきたい。

神戸市会の議場には中央に大きなつい立があって、国際連合の議場と似ているし、外観も国際連合本部に似ている。当日は世界各国の旗が立ち並ぶと、ますますそっくりになるが、それは無理だろうか。いずれにしても、これで、神戸の名も売れる。大きな盛り上がりに期待して、精一杯支援したいと思っている。
写真 神戸市議会場