議員という仕事をしていると沢山の郵便物をいただく。冊子類も多いのだが、そんな中、必ず読むのが「The R」という小冊子。その題が示す通りで、奥谷さんがお送りくださっている。
そのThe Rの冒頭は、
今回は特にコラム「公僕とは」の「ガキの集団」という小見出しで記された内容に笑った。それは…
SMAPの独立騒ぎが新聞の一面を飾った。そんなニュースバリューがあるとは到底思えないのだが、40代のおっさんたちが自分たちの意志も通せない恥ずかしさを思うべきである。その件について、国会で民主党の議員が安倍総理に感想を聞いていた。開いた口がふさがらない、とはこのことである。というもの。私も、本当にそう思っていたのだ。
あの騒動の時、私が周りの人に同じことを言うと、随分と非難され、外国でも報じられる程の大事なことなのにと責められて、まるで非国民扱いだった。
さらに「衆議院議員たるものが、もっと大切な質問をして下さい」といった願いもある中で、
妻の出産に合わせて「育休が欲しい」と申し出た衆議院議員がいた。イクメンと言えば、何でも通ると思っているようだ。閣僚から非難の声があったとは聞かない。かつてであれば、『ふざけたことを言うな』と一喝あったところだろう。そもそも国政に出ようとしたミッションは何なのか? 子育てが第一ならサラリーマンになるべきである(その勤め人にして育児休暇は取りにくい)。その後、不倫騒動で議員辞職となったが、結局、何をやりたかったのか?とも記されていた。
私はあの時、時代が変わったなどとは考えず、ただただ「バカなことを」と思った。「こんな人間が、衆議院議員になるな!」と。国民のために、その法案を提出するのはいい。しかし、育休を取らねばならないようなら、地方議員を含めて出馬するべきではないと思ったのだ。
努力家で働き者の彼女だが、粉骨砕身議員職を勤めてきた私は、どうやら、彼女と感性があっているらしい。そこが、楽しいのである。