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2005年 12月 21日 水曜日

今回の耐震強度偽装事件にからんで、神戸市内のマンションオーナーの方、集合住宅にお住まいの方々など、ご心配の向きも多いかと存じます。都市計画総局指建築導部建築安全課が19日、当面の対応を発表しましたが、それによると…

  1. 神戸市確認検査分の構造専門家による詳細なチェック「構造審査」の実施

    1. 構造専門家(大学・民間・市)による神戸市建築構造専門審査会を年内に設置する。

    2. 神戸市が確認を行った過去3年分の大臣認定プログラムによる構造計算書を使用した建築確認(128件)につき、1の専門審査会により審査方針を決定の上、構造審査を行う。

    3. 構造審査の結果、構造計算の再計算が必要な場合は再計算を行う。

  2. 市民からの相談窓口の整備

    1. 神戸市の相談・連絡体制の強化
      神戸市(都市計画総局建築指導部)における相談体制を強化するとともに他の機関による相談窓口との連絡体制を整備する。

    2. 神戸市すまいの安心支援センターでの専門窓口を設置

      1. マンション住居者の不安・疑問に対応するため、神戸市すまいの安心支援センター(すまいるネット)で、相談に応じていく。その中で構造に関する疑問が大きい場合には、兵庫県建築士事務所協会・兵庫県建築士会等と連携し、構造専門家による構造専門相談(予約制)業務を開始する。

      2. マンション管理組合が自己負担により構造計算詳細チェック(構造計算の再計算が必要な場合を含む)を行う場合には、必要経費の一部を助成する。




となっており、それでも疑惑が拭えない方にあっては、神戸市すまいの安心支援センターすまいるネットなどにご相談の上、再検査など、各自御対処いただくことになります。その場合の経費の助成については、具体的には、神戸市が費用の2/3を負担すると、本12月21日の市議会での質問に対して回答されました。
偽装発覚以来、皆様さぞかしご心配のことでしょう。私もマンション暮らしですから、他人事ではありません。今後も、関係各所の推移を注意深く追って、必要ならば議会での質問など、行動したいと思います。情報などございましたら、どうぞ安井まで電子メールで、或は事務所へご連絡ください。